お墓じまいの流れと注意点・ポイント / 見積り / 相場 / 料金・費用

お墓じまいの流れと注意点・ポイント

こちらのページでは、お墓じまいの流れについてご案内します。お墓じまいに関する見積り依頼のポイントや相場を知る方法、料金・費用についての注意点も記載していますので、ご一読いただければ幸いです。

お墓じまいの相談

お墓じまいに関して気になることを石材店などに相談します。できれば、お墓を一緒に確認し、お墓の大きさ、地形、施工条件などを見てもらいます。お墓の場所をお伝えすれば、見積りをしてくださる石材店がほとんどですが、後々のトラブルや追加費用を避けるためにも一緒に現地を確認されることをおすすめします。

お墓じまいの見積り依頼

現地を確認してわかった情報をもとにして、見積り書を作成してもらいます。墓石の解体・撤去、処分、仏石の供養や改葬手続きなどのサポートなど、できる限り細かな項目にわかれた見積りを提出してもらうようにしましょう。他の石材店とお墓じまいの見積り比較を行う際に役立つはずです。

お墓じまいの相場感を掴むためにも最低でも3社からは見積もりをもらうようにしてください。お墓じまいの見積もりだけで料金・費用を請求してくるような石材店やお墓じまい業者に頼むことはやめておくことをおすすめします。ただし、100kmを超えるような場所にお墓があり、お墓じまいをして欲しいとなれば、移動費と人件費はかかるはずです。念の為、見積り依頼の際に「見積りは無料ですか?」と確認するようにしましょう。

お墓じまいの契約

納得のいく石材店などが決まれば、契約です。お墓の場所を石材店と一緒に確認された方は、安心ですが、石材店やお墓じまい業者の中には、現地を確認せずに見積り、契約もし、結果、工事日に追加料金がかかることを伝えてくる業者もいるようです。お墓じまいの契約をする際には、追加料金などが発生しないように現地は確認してもらうよう依頼しましょう。

また、お墓の場所は必ず写真か動画などで石材店やお墓じまい業者に伝えるようにしましょう。間違って隣の区画のお墓や別のお墓をお墓じまいしてしまうということもあり得るためです。

改葬先の決定

お墓じまいをして遺骨を別の墓地や納骨堂に移動させるためには、改葬先が決定している必要があります。(改葬許可申請書を作成する際に遺骨の行き先を記入しなければなりません)遺骨の行き先によっては、遺骨の洗浄や乾燥、粉骨などが必要になる場合もあります。

また、骨壷を用意しなければ、ならない場合もあります。改葬先の相談にものってくれる石材店やお墓じまい業者を選んでおくことで、このあたりの負担はかなり軽減されるはずです。お墓じまいのステップ1の相談段階で改葬先の相談にも親身にのってくれる石材店を選びましょう。

改葬許可申請書を作成

お墓じまいをするには、現在のお墓がある市区町村から「改葬許可証」を交付してもらう必要があります。自治体が作成している申請書に添って、必要事項を記入し、遺骨の改装先から発行された書類等と合わせて、自治体に提出します。

お性根抜き

墓石から魂を抜く法要を行います。寺院や宗派によってやり方が異なるので、ご家族が宗派の寺院に相談して行うのが通例です。

お墓の解体

墓石(石碑)だけではなく、巻石や石棺(カロート)、基礎部分などもしっかりと撤去してもらいます。立ち会いは必要ない石材店やお墓じまい業者がほとんどだとは思いますが、トラブルを避けるためにもできる限り立ち会いはするようにしましょう。霊園によっては、石棺部分の撤去が必要ない霊園もありますが、もし石棺部分の撤去が必要にも関わらず、石材店やお墓じまい業者が石棺を残して、お墓じまいの工事を終えてしまった場合、石棺工事をまた依頼しなければなりません。霊園・墓地の規定などもしっかりと確認してくれる石材店に依頼したいものです。

お骨あげ

大抵の場合は、お墓じまい工事日に、遺骨をお墓の石棺内の土と一緒に引き取ります。立ち会いされない場合は、石材店やお墓じまい業者が代わりに骨壷やさらしの袋に遺骨をいれて、保管してくれます。改葬先が洗骨した遺骨でしか、受け入れをしてくれない場合は、洗骨業者などに依頼する必要があります。ただし、一部の石材店やお墓じまい業者は、洗骨も一緒に行っています。お墓じまいの相談や見積り時にこのあたりも確認しておくと良いでしょう。